2020年5月5日火曜日

ADSLがわからない理由:LANとのレイヤー比較、伝送媒体は?物理層は?データリンク層は?

ADSLとは何でしょうか?

ADSLは、自宅から電話局までの間を、既存の電話線を使って高速データ通信を提供するサービスです。

電話よりも高い周波数帯域を幅広く使って高速データ通信を実現することが特徴ですが、電話線で電気信号を伝えるため、電話局から自宅までの距離が遠くなるほど減衰し、高い周波数ほど減衰しやすいというデメリットがあります。

ところで、ADSLがわからないのはなぜでしょうか?

ADSLがわからない理由は、LANとのレイヤー比較ができないからだと考えます。

そこで、LANとのレイヤー比較ができるように伝送媒体、物理層、データリンク層が何かを明確に示します。

ADSL:
伝送媒体・・・電話線(メタルケーブル)
物理層・・・ADSL
データリンク層・・・ATMセル+イーサネットMAC+PPPoE+PPPフレーム(PPPoE方式)
                             ATMセル+PPPフレーム(PPPoA方式)
                             イーサネットMAC+PPPフレーム(DHCP方式)

これでLANとのレイヤー比較ができると思います。
比較することで何となくモヤーっとしていた部分が晴れたのではないでしょうか。

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