海底ケーブルとは、海を跨いで通信ができるように、通信事業者の陸揚げ局と海の向こう側の通信事業者の陸揚げ局をつなぐためのケーブルです。
陸揚げ局では、DWDM装置により多数の光信号を多重化して束ねることで貴重な光ファイバーの海底ケーブルを効率良く使っています。
海底ケーブルは通信事業者が敷設するものなのでWANの一部です。
海底ケーブルは大容量のデータを数千Kmも先まで、しかも船舶の錨や底引き網、海中生物等によるケーブルの損傷といった地上では考えられない条件の中で伝送しなければならないため、伝送損失を減らしつつ、ケーブルを保護するための様々な工夫が施されています。
海底ケーブルの外装は、水深が浅いところほど厚く、深いところほど薄くなります。
浅い海で使うケーブルは、底引き網や船の錨に引っ掛けられたり、サメがかじったりする等危険が多いため、非常に太いです。内部構造を見ると、光ファイバーの周りをスチール等が何重にも取り巻いています。
深海用のケーブルの外装が薄いのは、船やサメ等による損傷の危険が少ないことに加え、外装が厚いと敷設途中で自重によって切れてしまうからです。
ITに関する「この部分」が知りたいんだけど、ネットや参考書をいくら調べても載っていないことって結構あると思います。このブログでは、本当に知りたい「この部分」を取り上げたり、趣味などを自由に語っていきます。
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